過去に水痘や帯状疱疹などにかかったことがある方は、治った後もウィルスが体の中に潜んでおり、加齢やストレスなどで免疫が低下すると、帯状疱疹が発症する可能性がでてきます。
日本の成人では、およそ9割が、体内にウイルスを持っていると考えられております。
さくらこまち皮フ科クリニックは
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン 」、「シングリックス筋注用」の
2種類の帯状疱疹ワクチンを取り扱っております。
帯状疱疹に罹患する方は年々増えております。
帯状疱疹は水痘ウイルスの暴露(水ぼうそうに罹患したり、水ぼうそうの予防接種を受ける)によって、神経節にウイルスが潜伏している状態になります。加齢や疲労、病気など、免疫力が低下したときなどにウイルスが再活性化することで、神経を伝いながら皮膚まで到達し、痛みや神経障害、皮膚症状などを引き起こすものです。
場合によっては「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる疼痛や、顔面神経麻痺や目の症状などの後遺症を残すことがある厄介な病気です。発症してしまったらなるべく早く皮膚科に受診してください。
乾燥弱毒 生水痘ワクチン 「ビケン」 (生ワクチン) |
シングリックス筋注用 (不活化ワクチン) |
|
---|---|---|
回数 | 1回 | 2~6カ月あけて2回 |
費用 | 1回 8,800円 | 2回分 44,000円(1回22,000円) |
効果 | 疼痛緩和:30% 発症抑制:50% 効果持続:8年程度 |
疼痛緩和:65% 発症抑制:97% ※70歳以上は90% 効果持続:10年以上 |
副反応 | ◎注射部分の腫れや疼痛等 ◎全身症状は稀 ◎シングリックスより軽度 |
◎注射部分の腫れや疼痛等 ◎発熱や倦怠感等の全身症状 ◎ビゲンより強い |
まとめ | 効果は落ちるが、費用は安く、副反応が軽度 | 費用が高く、副作用が強めだが、効果が高い |
ビケンは、効果・持続は落ちますが、費用や副作用が比較的軽いです。またシングリックスは長い効果持続や、高齢の方にも高い効果がありますが、数日副作用がつらいという可能性があります。つらい後遺症を防ぐために、早めにワクチン接種をしておきましょう。
帯状疱疹ワクチンを接種する年齢は?
帯状疱疹の発生率は、50歳代から高くなります。
50歳以上に対する帯状疱疹予防として、過去に水痘にかかったことがある人、帯状疱疹にかかったことがある人に水痘ワクチンを接種すると抗体が増えることがわかってきました。
帯状疱疹の皮膚症状が治った後も、何ヵ月、時には何年も痛みが残ってしまう「帯状疱疹後神経痛」になる可能性があります。帯状疱疹になった後に神経の痛みが残る重い後遺症で、なかなか治りにくいことが知られています。50歳以上で、水痘ワクチンを接種することで帯状疱疹後神経痛の予防も期待されています。
帯状疱疹ワクチン接種はご予約制となります。
お電話にてお問い合わせください。
ご予約・お問い合わせ ※休診日:水・土曜午後・日曜・祝日
06-6583-1112
診療時間のご案内
※別途、初診料/再診料をいただきます。
※特別診療では、 この治療メニューは対象外となります。
※帯状疱疹ワクチン接種はご予約制となります。
お電話にて、お問い合わせください。
診療時間:午前診 10:00〜12:30 / 午後診 15:00〜18:30
休診日:水・土曜日の午後診、日祝日
※田中志保先生による特別診療は隔月となります。(診療日が変更になる場合がございますので、ご確認ください。)
※担当医は都合により変更となる場合がございますので、予めお問い合わせくださいませ。
※水・土曜日の午後は、休診とさせていただきます。